No.216

それがわかっているからなのか、カカシはもうそういうことに言及する事は無くなった。ただ、時折正面を向いたままめんどくせぇことが増えたと思う。俺はどこを見たらいいのかわからなくて天井に視線を向ける。あの目を見てしまったら俺の中の何かが変わってしまいそうな気がした。だから見てはいけない、そう思っているのにその天井に向けた視線を遮るようにカカシは俺の顔を自分に向けて、そして口付けをする。

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